ラジコン飛行機製作
私がラジコン飛行機に出会ったのは、今からおよそ40年程前の中学2年生の時。友人の飛行機を見せてもらった時のことでした。その時の驚きは大変なものでした。元来、工作が大好きだった私は工作とエンジンが合体したラジコン飛行機にすっかりはまり込んでしまい、それからというもの製作、飛行、墜落を何度もくり返しながらラジコン飛行の世界を楽しんで来たものです。
途中、仕事や他の趣味もあってラジコンの世界からは、すっかり離れていましたが、最近ある雑誌の中パイロンレースの記事と写真を見てからは、またまたラジコン飛行機への想いがフツフツと沸いて来ました。
パイロンレース(飛行機による周回レースのこと。アメリカネバダ州の砂漠の中にあるリノ市の郊外にあるステッド飛行機場で、毎年9月に行われるエアーレース)の中でも一番小さいクラスであるF-1クラスに子供の頃から興味があり大好きな型でした。このクラスをスケールダウンしたジャイアントスケールパイロンレース(実物の1/3の機体)が雑誌の中で紹介されていたわけですが、いざキットを買い作ろうと思ったら、キットがどこを探してもなく、発売されていない事がわかりました。
もうこれは、自分で作るしかないと思い、雑誌社にも少し情報をいただきながら、ほとんど自分のカンを頼りに製作を進めて行きました。
大型機の製作は初めての事でもあり、様々な問題がありましたが図面から完成までの6ヶ月間、思いをめぐらしながら取り組んだ機体が完成し、今目前にしていると、今までの苦労がふっとんでしまったような気持ちです。
初飛行はベテランの方にお願いし、評価を頂き今後の改良に生かしたいと思っています。更に今後の目標はアメリカでのジャイアントスケールパイロンレースにおいて、ジャグワークス製のレーサーで挑戦してみたいと夢が一杯です。
また国内に於いても、このカテゴリーのレースが開催できるような環境をつくり、また飛行機も安価にて提供出来るような製作工場を目指したいと思っています。
尚、この製作記録をご覧になった方、興味を持たれた方はご連絡をお待ちしています。
また進行状況を掲載して行きますのでお楽しみに!
途中、仕事や他の趣味もあってラジコンの世界からは、すっかり離れていましたが、最近ある雑誌の中パイロンレースの記事と写真を見てからは、またまたラジコン飛行機への想いがフツフツと沸いて来ました。
パイロンレース(飛行機による周回レースのこと。アメリカネバダ州の砂漠の中にあるリノ市の郊外にあるステッド飛行機場で、毎年9月に行われるエアーレース)の中でも一番小さいクラスであるF-1クラスに子供の頃から興味があり大好きな型でした。このクラスをスケールダウンしたジャイアントスケールパイロンレース(実物の1/3の機体)が雑誌の中で紹介されていたわけですが、いざキットを買い作ろうと思ったら、キットがどこを探してもなく、発売されていない事がわかりました。
もうこれは、自分で作るしかないと思い、雑誌社にも少し情報をいただきながら、ほとんど自分のカンを頼りに製作を進めて行きました。
大型機の製作は初めての事でもあり、様々な問題がありましたが図面から完成までの6ヶ月間、思いをめぐらしながら取り組んだ機体が完成し、今目前にしていると、今までの苦労がふっとんでしまったような気持ちです。
初飛行はベテランの方にお願いし、評価を頂き今後の改良に生かしたいと思っています。更に今後の目標はアメリカでのジャイアントスケールパイロンレースにおいて、ジャグワークス製のレーサーで挑戦してみたいと夢が一杯です。
また国内に於いても、このカテゴリーのレースが開催できるような環境をつくり、また飛行機も安価にて提供出来るような製作工場を目指したいと思っています。
尚、この製作記録をご覧になった方、興味を持たれた方はご連絡をお待ちしています。
また進行状況を掲載して行きますのでお楽しみに!
- 作業工程
- FRP、バルサによる飛行機作りの一応の作業工程をご紹介させて頂きますが、写真を撮るのをうっかり忘れてしまった工程が多々あり、バランスの取れていないご紹介となります事どうかご了承下さい。
- 原型よりメス型を取る。慌てて型取りしたので不満な所がいっぱい。
でも、まあまあかな?、原型は木製でメス型を取るときに調子に乗って全部薪ストーブにくべてしまって、写真をとるのを忘れてしまったのです。
いきなりメス型から始まります。 - 離型剤を塗布
離型剤を塗りながら製品の抜け具合を想像しながら・・・ - 木生地 迎い角0°に設定
製品とバルサ部品との仮組で各部のクリアランスを確認後全体のバランスを見る。
※主翼は強度を増すため、スチロール切り出しの上に2m/mのバルサフルプランクの上グラスクロスエポキシ張、さらに、2m/mバルサフルプランクの工程でまた、尾翼はリブ組に3m/mバルサプランクの工程で生地製作を完了です。このあと、サンディング工程に入ります。 - エンジン仮組 ダウンスラスト2°サイドスラスト2°にて設定。
エンジンを取り出し細い部品のスリ合わせ、調整をしながらパーツの返組をします。 - キャノピー成型
本来は真空成型を行いますが、小数型抜のため、原型にあわせてエンビを熱して、引っ張ります。
手が8本欲しかった。 - キャノピー型付OK
キャノピーが付くと見栄えも良くなって来ました。 - ギア、アルゴン溶接
車輪用のジュラルミンが曲板機に掛けると折れてしますので(6m/m厚)
アルゴンで溶接、アルミ溶接は面白い!! - ギア取り付け完了
却が付くと急に大きく感じてしまいます。
後方に小さく見えるのが30年前製作の10パイロンレーサー
飛行回数は300回を超えてしまいました。 - マイクログラス貼り込み前処理
生地を240ペーパーで手で確認しながら調整していきます。 - マイクログラス貼り込み前処理
台木にペーパーを張った物で最終調整をしていきます。 - マイクログラス貼り
全体にマイクログラスを置いてカットしていきます。
切れるはさみでないとダメなんです。 - マイクログラス貼り込み完了
2時間程度で完了です。このまま1日置きます。
各パーツ、エルロン、ラダーエレベーターも、別々に張り込んでおきます。 - マイクログラス部サインディング完了
ダブルアクションサングで軽くサンディング、
あまり強く当てるとクロスを切ってしまうので程々に当てます。 - 目止め塗
サンディングシーラーに目止め剤を入れて塗布。
(タルク、ベビーパウダー等)を加え、3~4回サッサと塗るのがコツ。 - 下地、サフエーサー塗
グラス部、バルサ部、サンディング後、いよいよサフエーサー塗。
乾燥後目線を変え、表面の具合を見ながらサッと塗る。厚塗りは決してしないのです。
サフエーサー塗装後ラッカーでベースの白を吹き付けます。
半日乾燥後白ラッカーベース色を塗り、着色を順番にしてゆきます。 - おおまかな部分は吹付けで仕上げてゆきます。
また、塗装後ラインは手書きが一番!!!楽しい工程です。
全体にクラシカルな色割りになってしまう古い頭かも。 - マスキング張り
最終仕上げのウレタンを塗装するためクリアーキャノピー部をマスキングする。 - 塗装完了クリアー
ウレタン塗料を塗装すると、ピカピカになって、とっても綺麗だ。
89番は昔にパイロンレース協会に登録した番号で、また30年ぶりに始める事になったので、この番号にしたかったのです。 - 塗装完了
あとは2日後からメカ積みだ。
初飛行までもうチョットだ、ガンバルゾ。 - 塗装完了
アップでキャノピー部を撮る。
キャノピーと胴体との取付けは少し手間のかかる方法で、アルミ板で取付けしてみました。
少し指先が痛かったヨ!!実物を見せたい。 - 塗装完了
この角度から見ると一番カッコイイのです。 - 胴体内サーボマウントが中二階タイプになってしまった。
リンケージが大型機のためいろいろ指摘され作り直したのがこの型。
これでOK!! - 取付けを迷っているプラグヒートシステム。
この飛行機の性格がゆっくり飛行できる事がないので、付ける必要がないのではないかと思って・・・・・ - エレベーター、ラダー部リンケージ完了
25年ぶりの製作なのでパーツが25年前を引きずっている・・・・ - エンジン部。配線が終わったカウル内
エンジンはOSの240ジェミニ搭載(40㏄)プロペラは20×10のカーボンペラ。
どれくらい引っ張るか早くエンジンをかけてみたいな~。 - 尾軸はやめて、やはり実機のソリ(ピアノ線)方式に決定。
この機体はやっぱりソリがカッコイイ。 - 全て製作完了した機体。
全装備重量8.5Kgと少し重いかな。強度を高めるため、重量を気にせず製作したらこうなった見本である。
初飛行が心配かなー。ま、やるしかないか。